acの心理!「他人の目が気になる」の原因

acの心理!「他人の目が気になる」の原因

アダルトチルドレンの人の中には、他人の目が気になることに悩んでいる人がいます。なぜACの人は、人の目が気になるのでしょうか。その原因は? 心理は? 人の目が気にならないようにする方法はあるのでしょうか。 ...

他人の目が気になる人がいます。人が自分を見ているような気が仕方ない、という人もいれば、人からどう思われているのかが気になって仕方がない、と言う人もいます。

そのような人に対して「自意識過剰だ」と言う人がいます。それは、それに悩んでいる人をとても傷つける言葉です。自意識過剰という言葉には、「誰もあなたのことなんて、そんなに気にしてないのに、なんでそんなに人のこと気にするの?」といった冷たい響きがあります。ACの人の「他人の目が気になる」は、それとは違います。そうなりたくないのにそうなってしまう、それをやめたいのにやめられない、という問題なのです。

なぜACの人は、他人の目が気になってしまうのでしょうか。

人の目を気にしてばかりいる親に育てられると、「人の目が気になる子供」になります。人の目を気にしてばかりいる親は、自分が親として、人からどう見られているのかを始終気にしています。いい親だと思われたいという「欲の塊」なところがあります。

そのような親は、子供に「人から褒められるような子供」であるように求めます。そうでないと、自分の親としての評価が下がり困るからです。「あなた(子供)がそんなんじゃ困る」と露骨に子供へいい子でいるように強制する親もいます。「そういうことはやめなさい。人から〇〇だと思われるわよ」といった注意の仕方をする親もいます。

子供は、どんなにひどい親でも、親から愛され、認められたいと強く強く思っているものです。そのような親に育てられる子供は、親から愛され認められるためには、他人から評価されるような子でいなければなりません。おのずと、人が自分をどう見ているのかということにばかり注意が向くようになります。

自分がしたいことより、人からイイコだと思われるようなこと。自分の言いたいことではなく、人から褒められるようなこと。優等生的な発言や行動ばかりするようになります。親はそれで満足でしょう。しかし子供は違います。

人の一生を左右する人格形成上の重要な時期に、自分を押し殺して過ごすことになります。本当の自分がわからなくなります。何がしたいのかわからない。思ったことが言えない。自分が何を思っているのか、どう感じているのかさえわからない。在る自分は、「人から見られている自分像」だけ。他人からこう思われたいとイメージする通りの自分を演じることが生きることだと勘違いして大人になってしまいます。こうして自分のためではなく、人のため、親のためにしか生きられないアダルトチルドレンになるのです。

誰にでも、人からどう思われているかが気になったり、人からよく思われたい、人から誤解されたくない、と思うことはあります。しかし、自分がしっかりしている人のそれと、ACの人のそれはまったく違います。自分がしっかりしている人は、「自分はこんな人」という認識の上で、人から見た自分を分析したり推測したりし、自分にフィードバックします。自分の立ち位置がしっかりしていてブレないので、自分を客観視することができます。

しかし、ACの人は違います。人から見た自分が「自分」。人から〇〇だと言われれば、それが自分になり、人から××だと言われれば、それが自分になります。立ち位置が定まらないため、人にの目に映る「自分」に振り回されてしまいます。自分で自分がわからない、誰かを演じている気がする、些細なことで自信を失ってしまう、といった生きづらさを抱え続けます。

それとは違う原因もあります。 [...]


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